ムッ!求人広告ハネられた!その理由
先日、大手の求人会社サイトに求人広告を載せようとしたところ、求人会社よりアカウントを無効にされました。暫くすると「広告に不適切な表現有り」というメールを受け取りました。過去何十回と求人広告を載せてきましたが、こんなことははじめてで、自分の書いた広告のどこに差別表現等があるのか…全く思い当たる節はなくいぶかしい思いでいました。
でもわかりました!
Native English speaker or someone whose English skill is equal or close to a native speaker (英語のネイティブスピーカー、あるいはネイティブスピーカーと同等もしくはそれに近い英語スキルのある方)
この下りがまずかったようです!
「特定の属性、年齢層、国籍、性別の指定はできません」という禁止事項にふれたようです。
「英語のネイティブスピーカー」が特定の属性にあたるということです。
英会話スクールとしては途方にくれてしまいます。
もちろん世界はありとあらゆる種類の英語で溢れており、言語の世界に優劣はありません。
しかし私自身も英語学習者、堂々たるノンネイティブスピーカーです。ネイティブの湧き出るような表現や、微に入り細をうがつ絶妙なコトバのコントロールに憧れます。それと同時に、自らの努力により英語を獲得したノンネイティブはむしろ尊重されるべき存在だということも十分理解しています。しかしそれでもやはり、この世に生を受けたその日からその言語にどっぷり浸かって生きてきた人の言語と、何歳かにもよりますが途中から頑張って習得した人の言語には異なりがあります。うちのスクールは幼児から通ってもらっていますが、年齢が低ければ低いほどその言語吸収力は図りしれず、正直これはネイティブに担当させたいな…と思ってしまいます。でもネイティブ、ノンネイティブの区分は「誰一人取り残さない地球」には不必要な区分となったようです。
かつて、コンピューターは言語が苦手だと思われた時代がありました。コンピューターの英訳、和訳を見て、ぷっと笑ってしまうことがよくありました。歴史、宗教、思想、文化、哲学… 思考の全てを連れてくる言語は人類最後の砦かと思っていました。でも近頃どうもそのようではなさそうです。このあと、言語は一体どのように進化していくのでしょうか…